「境界性人格障害がよくわかる」はボーダーライン(BPD)の方、家族、友人、医療関係者の方々のためのサイトです。

ホーム問題行動への対処法

問題行動への対処法

冷静な対応を

境界性人格障害を持つ患者は、周囲が驚くような問題行動を起こす傾向があります。それに対して過剰に驚いたり、好きにしろと突き放してしまったりすると反対に行動がエスカレートしていきます。難しいですが、問題行動にはできるだけ冷静に対応するようにしましょう。

問題行動には、騒ぎすぎず突き放しすぎず「どんなことをしても見捨てない」「だいじょうぶ」というメッセージを伝え続けましょう。また、周囲の方も自分の意見をしっかり持って患者に振り回されないようにすることも重要です。話につじつまがあわなくても、「私はこう思う」という意見を伝えてください。

ただ、暴力などの被害があるときは、きちんと「その方法は解決にならない」というメッセージを伝えましょう。理由を示し、危険を感じたときは逃げても構いません。

外部の力を借りよう

多くの場合、家族は問題行動に対しておろおろと振り回されてしまいます。なんとか自分たちで解決しようとし続けて、状態が悪化していくことも少なくありません。このようなときには、家庭の外から問題解決の糸口を探るようにしましょう。家族だけでがんばらず、友人、カウンセラー、医師などに相談してみてください。家族の心が楽になるだけではなく、とくに医師の力を借りることができれば患者の状態改善に役立つはずです。

家庭での問題に対処しよう


境界性人格障害の方は、よく自分の問題を人のせいにしようとします。そこで、「親のせい」「育った環境のせい」としてしまうことも珍しくありません。こんなときは、できるだけ動揺せず、患者の問題は本人でなければ解説できないことと理解して、家族ができることとできないことを区別しましょう。

また、激しい行動に対しては、その行為そのものではなく、言動の裏にある患者の心に目を向けてあげましょう。患者の激しい言動にさらされると、ストレスを抱えますが、患者の不安を和らげるような言葉をかけてあげましょう。少しでも状態がよくなれば、良い方に目をむけて評価しましょう。

職場での問題には?

職場で境界性人格障害の人がいる場合は、まずは障害について周囲の人が理解する必要があります。勉強して、本人がどういう状態にあるのかを把握しましょう。対応は「誠実に」が基本です。特別扱いなどはせず、ルールを守り、応えられない世急は断りましょう。話し合いや説明はゆっくりと穏やかに行うようにしましょう。職場全体としても一環した対応をとることが大切です。

病院との関係

医師依存、薬依存はこの障害をもつ方によくみられます。これは不安からくることですが、治療者がすべてを応えられるわけではないので、患者はひとりで問題に対処して乗り越える力を持つことが大切です。電話の回数や話の内容などきちんとルールをつくるようにして、それを守るようにしてください。

自殺企図への対処

もっとも境界性人格障害で苦慮するのは、自殺に関することです。こうした行動には二つのアプローチがあります。1つは限度を超えた行為があるときは医療機関に入院することを決めておくことです。入院期間中に適度な距離をおきながら面会を重ねて信頼関係を築きなおす人もいます。もひとつは、行動の背後の思いを汲むことです。機嫌をとったり、見放すのではなく、本人のこだわっていることに向き合いましょう。

ご意見を募集中 患者/医療関係者様へ

「ここは訂正したほうがよい」「この情報を加えてみては?」などなど、お気軽にお問い合わせのフォームにご投稿下さいm(_ _)m

ホーム問題行動への対処法